今回は名古屋鉄道(以下名鉄とする)の系列をすべて紹介・少し解説していこうと思います
なお、今回紹介するのは現有車両のみです。
種別に関してはまた記事にします。
なお、一部系列は今後、単独記事としてしっかり解説する予定です。
2000系
2000系は空港線「ミュースカイ」として2004年の中部国際空港開港に合わせて登場しました。
登場当初は3両編成でしたが、2006年には、利用者の増加から4両編成に増やされました。
デザインは白を基調とし、前面はブラックフェイス、スカートやドアに青色をまとって、今までの名鉄のイメージを一新したデザインとなっています。
現在は4両編成12本が、中部国際空港~名鉄名古屋・名鉄岐阜・新鵜沼間を走行しています。
車内は全席回転リクライニングシートで空港利用者用に大型荷物棚も存在します。
2200系
2200系は2000系ミュースカイの一部特別車バージョンとして2004年に登場。
ミュースカイのデザインを基調に、名鉄伝統のスカーレットを採用しています。
特別車は2000系と共通で回転リクライニングシート、一般車は3300系初期車と同様の転換クロスシートとロングシートをドア間ごとに配置しています。
2015年からは1030系置き換え用としてさらに増備されて、純正2200系13本と、1700系の一般車を利用した、通称2230系が4本の計17本が、名鉄岐阜・新鵜沼・名鉄名古屋~豊橋・内海・河和・中部国際空港間を快速特急・特急、朝の時間帯は格下げして急行や普通としても活躍しています。
1200系パノラマsuper
1200系は1988年、7000系パノラマカーの白帯車の置き換え用として、全車特別車の4両編成が21編成投入されました。
1991年に一般車の連結用として1200系が登場し、12編成が6両の一部特別車編成となって現在の姿になりました。
塗装は2015年のリニューアルによって現在の赤メインの色に変更されました。
この車両の特徴は豊橋・内海・河和形の先頭車(特別車)に連結されている展望車で、豊橋~岐阜・新鵜沼の列車はほぼほぼ満席になります。
展望席に確実に乗りたいなら、名古屋~河和間の特急に乗ると、展望席でもかなりすいているので試してみてください。
1800系
1800系は1200系の増結用として、1991年に2連5本が製造されました。
内装・外装ともに1200系一般車と同様のデザインで、特急の増結運用のほか、昼間や早朝は名古屋本線須ヶ口~名鉄岐阜の普通列車としても運用されています。
100系・200系
画像:wikipedia
100系は1979年から、名古屋市交鶴舞線との相互直通乗り入れ、豊田線用の車両として投入した車両で、名鉄では初めて、20m車体・4扉車となっています。
なお、登場時の100系は抵抗制御で、2014年頃にVVVF化改造が施されています。
200系は、1994年に製造された、全車がVVVF(三菱GTO)で製造された、100系6次車を指す名称です。
200系は245Fのみが該当していて、それ以外は200系ではなく100系と分類されます。
外観は、飾り帯や側面などの違いはあれど、6000系に似たデザインとなっています。
車内はロングシートですが、カーテンは横引カーテンとなっています。
100系・200系は豊田線、三河線(豊田市~梅坪)、名古屋市交通局鶴舞線、犬山線(上小田井~犬山)間で走っています。
300系
300系は2004年に名古屋市交上飯田線と直通するために開発した車両で、2例目となる20m・4扉の車両です。
名鉄で初めてステンレス車体を採用していて、車内は3300系初期車と同様、セミクロスシートとなっています。
デザインはステンレス車体に、名鉄の赤帯、小牧線・上飯田線を表すピンク色が巻いてあります。
300系は、小牧線と地下鉄上飯田線で走っています。
6000系
6000系は、1976年に名古屋本線の輸送改善のために登場した車両です。
登場時、車内はクロスシートでしたが、現在はすべての車両がロングシートとなっています。
この車両は、初期車は連続窓に横引カーテン、中期車は独立窓にノーマルカーテン、後期車は、鉄仮面の前面となっていて、鉄仮面型は全廃、中期型も三河線に少し、初期車には現在は本線系統に4編成、蒲郡・広見線用に5本が残存しています。
6500系
6500系は、1984年に登場した6000系の後続車で、固定クロスシートは先代の6000系より改良されて
現在も一部の車両で残存しています。
愛称は、前期車が鉄仮面、後期車が金魚鉢となっています。
なお、6017Fは魔改造されておかしいことになっています。
6800系
6800系は6500系の2両編成バージョンで、1987年にデビュー。
こちらの愛称も、6500系と同様です。
車内も6500系と同様ですが、制御機器が界磁添加励磁制御・回生ブレーキと少し6500系とは違います。
6500系の制御装置は界磁チョッパです。
3500系
3500系は1993年に登場した、名鉄初のVVVFインバーター制御車で、名鉄の主力車両です。
4連のみが製造されていて、2015年頃から制御機器、LED幕化改造などの更新工事を受けました。
なお、現在も一部が未更新で残っています。
当サイトのアイコンにもなっています。
3700系
3700系は1997年に3500系の後継車として登場しました、5000系から来た卵型をやめ、裾絞りがありません。
車内は3ドアロングシートの名鉄の通勤電車感が強く残った最後の車両です
3100系
3100系は3700系の2両版です。マジでそれだけ。
まあいうことがあるとすれば、色が変わって赤一色が失われかけています。
多分3101Fも色変わって出てきて3100系から赤一色が消滅します。
追記:3101Fが新塗装になり、3100系の赤一色がなくなりました。
5000系
5000系は2008年に登場したステンレス車両で、制御機器を1000系パノラマsuperの機器流用車で、ひし形パンタにチョッパ音で、さらに座席がロング+糞硬くてカーテンがないので嫌われがちです。
3300・3150系
3300・3150系は2004年に登場したステンレス車両で、2200系一般車と同じ車内になっていて、3150系は普通運用から快速特急の増結まで幅広く活躍していて、9100系や3100系と共通運用を組んでいます。3300系は3306Fのみが瀬戸線で活躍しています。
9100・9500系
9100・9500系は2019年に登場した、名鉄の最新鋭の車両で、ロングシートの車内となっています。
3300系から改善したのは、前面展望のしやすさが復活したことですね。
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