今回から新シリーズ、【udonの鉄道車両解説】を始めていこうと思います。
今回は、名鉄こと名古屋鉄道の3500系について解説していこうと思います。
概要
3500系は1993年より製造が開始された通勤型電車で、名鉄で始めてVVVFインバーター制御(可変電圧可変周波数制御)を搭載した車両です。
製造開始年 | 1993年 |
運転最高速度 | 120km/h |
設計最高速度 | 130km/h |
起動加速度 | 2.0km/h/s |
編成出力 | 1360kW |
外観
3500系の車体は、普通鋼で、塗装は7000系から引き継がれてきたスカーレット一色の車体をしています。
形状は5000系(初代)から引き継がれてきた卵形車体となっていて、全面は6500系後期車と同じような大きな曲面ガラスに金属の飾り帯、腰部には2灯式の前面/後面両対応ライトが備わっています。
6500系との見分け方として、前面右側にある全自動電気式ブレーキ搭載を示す「ECB」マークと、スカート(排障器)で簡単に見分けることができます。
前面、側面の行き先表示器は方向幕ですが、機器更新工事によってLEDへ換装されています。
側面は、3ドアでドア間窓は連続窓風となっています。
走行機器
走行機器は先述したように、名鉄で始めて東洋GTOサイリスタ素子を採用しています。
パンタグラフは菱形で、全自動電気式ブレーキを採用しています。
車内
※写真は3700系のもの
車内はクリーム色の化粧板に、ブラウンのモケットを装備した名鉄標準とも言えるデザインです。
更新工事
3500系は2013年から順序更新されており、更新内容として、1.VVVFインバータ機器の更新(東洋GTOから東洋IGBTへ)、2.前面、側面の方向幕のLED化、ワンマン改造、(車内のモケットや室内灯、LED表示器の更新)車内は一部のみが行われています。
↑更新された側面方向幕
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