
今回は非力とさんざん言われているJR東日本の車両、GV-E197系が他の機関車と比べてどれだけ非力なのか検証していこうと思います。
JR世代の機関車と比べてみる

まずはJR世代の機関車である、EF210やEF510などと比べてみましょう。
形式 | 登場年 | 定格出力 | 備考 |
GV-E197 | 2021年 | 1両当たり440kW 最大3重連で1320kW | HB気動車 |
EF210 | 1996年 | 3390kW | |
EF510 | 2001年 | 3390 kW | 交直流 |
EF200 | 1990年 | 6,000 kW | |
EF66 100番台 | 1989年 | 3900kW | |
EH500 | 1997年 | 4,000 kW(固定2連) | 交直流 |
EH200 | 2001年 | 4,520 kW(固定2連) | |
DF200 | 1992年 | 1,920 kW | 気動車 |
DD200 | 2017年 | 900kW | 気動車 |
この表を見る感じ、DD200と比べると3重連の場合は高出力ですが、1両あたりだとDD200の半分にも満たないですね。
続いてGV-E197系が置き換えた国鉄形の機関車と比べてみましょう
国鉄形機関車と比べてみる

続いてはGV-E197系が置き換えたEF65やDE10形と比べてみましょう。
形式 | 登場年 | 出力 | 備考 |
GV-E197 | 2021年 | 1両当たり440kW 最大3重連で1320kW | HB気動車 |
EF58 | 1946年 | 1,900 kW | |
EF64 | 1964年 | 2550kW | |
EF65 | 1965年 | 2550kW | |
EF66 | 1968年 | 3900kW | |
EF81 | 1968年 | 2550kW | 交直流 |
ED75 | 1963年 | 1900kW | 交流 |
DD51 | 1962年 | 1640kW | 気動車 |
DE10 | 1966年 | 1000kW | 気動車 |
えーと、、、弱くね?
3重連してやっとDE10に勝てるレベルってどういうこと?
EL、EDぐんまよこかわを2重連で置き換えたらしいんですがELのEF64、65には1670kW、DLのDD51には770kW足りていない状況になっています。
甲種輸送に利用されているEF64の置き換えもするようなんですが、重量がそこそこある10両・15両になると牽引できなくなりそうですね、、、
SLと比べてみよう
形式 | 登場年 | 出力 | 備考 |
GV-E197 | 2021年 | 1両当たり440kW 最大3重連で1320kW | HB気動車 |
D51 | 1935年 | 1040kW | |
C57 | 1937年 | 775Kw | |
C11 | 1932年 | 583kW | |
8620 | 1914年 | 558kW |
1両あたりだと8620形にも負けるんですね、、、3重連にするとD51よりも強くはなるようですが
201系と比べてみる

顔が似ている201系とも比べてみましょうか(さすがに通勤型には勝ってほしい)
形式 | 登場年 | 出力 | 備考 |
GV-E197 | 2021年 | 1両あたり440kW 最大3重連で1320kW | HB気動車 |
201 | 1979年 | 1両あたり600kW |
あれー?
通勤型201系に負けるのはもう救いようないよこの車両、、、、
まとめ
GV-E197系は散々非力と馬鹿にされていますが、検証してみても201系に負けてしまうというなかなかひどい結果を出しています。
今後EF81やEF65を置き換えるようなんですが可能なんですかねぇ、、、
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